ポスティングでやってはいけないNG行為や早く配るコツをご紹介!
投稿日:2023.10.05/更新日:2024.01.30
小規模事業者や個人経営の店舗でも手軽にできる宣伝方法として、ポスティングがあります。
しかし、膨大な数の世帯に効率よくチラシを配布するためにはコツが必要であるほか、トラブルを防ぐためにもルールやマナーも把握しておかなければなりません。
そこで本記事では、ポスティングの際にはどのような行為に気をつけなければいけないのか、NG行為の例などを紹介するとともに、早く配るためのコツも解説します。
Contents
まずは押さえておきたいポスティングの基礎知識
そもそもポスティングとは何か、ポスティングを行う目的や重要性、どのような効果が期待されるのかもあわせて解説します。
ポスティングとは
ポスティングとは、主にマーケティングや広告分野で使われる用語で、ダイレクトメールやチラシ、リーフレットなどの印刷物を特定のエリアやターゲットとなる家庭、事業所などに直接配布する行為を指します。
ダイレクトメールやチラシなどを配布するには郵送や宅配便といった方法もありますが、ポスティングはこのような配達サービスを使用せず、自社スタッフやポスティング代行業者が直接投函するという違いがあります。
ポスティングは、特定のターゲット層に直接メッセージを届けるための方法として広く利用されています。
ポスティングはなぜ重要?期待される効果とは
ポスティングは特定の地域や顧客層にターゲットを絞り、効率的な広告配布が可能です。
たとえば、学習塾や子どもの習い事教室を運営する事業者が広告を出す場合、ファミリー層の多い一戸建てや分譲マンションなどにターゲットを絞り込むこともできます。
また、駅前に新たにオープンした居酒屋やレストラン、カフェなどを宣伝したい場合には、駅から半径数kmの範囲に配布エリアを絞り込むこともできるでしょう。
これにより、最小限のコストで効率的な宣伝ができ、売上や集客数のアップにつなげられるのです。
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ポスティングの効率的なやり方
ポスティングは一軒一軒を回りチラシを投函していくという地道な作業の繰り返しです。限られた人員やコストを有効に活用するためにも、効率的な配布方法を検討しなければなりません。
具体的にどういったポイントを押さえておけば良いのでしょうか。
配布地域の選び方
特に重要なのが配布地域の選定です。たとえば、個人で経営している小規模な飲食店の場合、周辺住民を中心に認知してもらうことでリピーターの獲得につながり、安定的な売上が期待できます。
また、上記の例でも挙げた通り、子ども向けのサービスや事業を展開している場合はファミリー層の多いエリアに絞り込むことも有効です。
配布ルートの計画方法
限られた時間内に大量のチラシを投函するためには、最短距離で回れるようなルート選びも重要です。
複雑に入り組んだ住宅地などの場合、できるだけ同じ道に戻ることなく一筆書きで回れるようなルートが理想的といえるでしょう。
徒歩か自転車か
チラシを配るための移動手段も重要なポイントといえます。
徒歩または自転車が用いられることが多いですが、効率性を考えると自転車が適しているでしょう。
ただし、交通量の多い場所では交通事故の危険が伴うほか、わずかに目を離した隙に盗難に遭うリスクもあるため注意が必要です。
ポスティングバッグの選び方
チラシやリーフレットを入れて持ち歩くポスティングバッグは、配布の効率性も考え大容量のものがおすすめです。
ただし、移動のしやすさや身体への負担も考慮し、ショルダーバッグ程度の大きさが理想的といえます。
また、配布の際に天候が急変する可能性もあるため、ファスナー付きで内部に水が侵入しない素材のものを選びましょう。
地図の見やすさを向上する工夫
ポスティングでは配布ルートに沿って歩くために地図が不可欠です。スマホの地図アプリでは細かなルートを記録しておくことが難しいため、住宅地図を印刷し配布ルートをマーカーや色付きのペンなどで記載しておくと便利です。
また、配布済みのルートにはチェックを入れておくことで、重複の配布防止にもつながるでしょう。
関連記事:ポスティングできる/できないマンションを見分ける方法とは
ポスティングで早く配るコツ
上記の5つのポイントはポスティングで最低限押さえておきたい内容ですが、さらに以下のコツも把握しておくことで短時間で大量の投函ができます。
配布用具の選び方
効率的なポスティングをするためにはアイテム選びも重要です。必要な配布用具と選び方のポイントを紹介します。
ポスティングバッグ
ポスティングに欠かせないポスティングバッグは、適切な容量・サイズはもちろんのこと、形状にもこだわると良いでしょう。
特にマンションやアパートといった集合住宅では、集合郵便受けに効率よく投函するために片方の手でバッグからチラシを取り出し、もう片方の手で郵便受けへ投函していきます。
そのため、つねに両手が空くショルダーバッグのような形状が理想的といえるでしょう。
指サック・ゴム手袋
大量のチラシを配布していると指先が乾燥し、1枚ずつ取り出しづらくなることもあります。
スムーズにチラシを取り出すためにも、指サックやゴム手袋などを装着していると便利です。
雨具
ポスティングの最中に天候が急変する可能性もあるため、雨具の準備は欠かせません。ただし、傘は片方の手が塞がってしまうため、レインコートやポンチョなどがおすすめです。
また、バッグのなかでチラシが濡れないよう、ビニール袋や書類ケース、ファイルなどに入れた状態でバッグに収納しておくことも大切です。
万全の雨対策ができていればチラシが雨に濡れて無駄になることを防げるほか、多少の雨が降っても中断することなく、そのままポスティングを継続できます。
効率的な配布方法の工夫
効率的にポスティングを行うためには、上記でも紹介した通り適切なルートの検討が必要です。これに加えて、優先して配布すべき住宅の見極めも大切です。
たとえば、戸建住宅よりも集合住宅のほうが短時間でより多くの配布数が見込めるため、まずはマンションやアパートから回ることで少ない人員でも高い宣伝効果が得られるでしょう。
また、ポスティングの際の服装は伸縮性があり通気性にも優れた衣服や、クッション性があり長時間歩いても疲れにくいスニーカーを選ぶこともおすすめです。
関連記事:ポスティングの代行業者を選ぶポイントや依頼にかかる費用を解説
ポスティングを行う上でのNG行為
ポスティング経験のない方は、配布時のルールやマナーが分からずさまざまなトラブルに巻き込まれることもあります。
そのため、ポスティングの際にやってはいけないNG行為や注意点を認識しておくことが大切です。
チラシお断りマークのある家を避ける
興味のないダイレクトメールやチラシなどが郵便受けに入っていると、ゴミとして処分しなければならず迷惑に感じる住民もいます。
そのため、必ずしもすべての世帯が受け取ってくれるとは限らず、住宅によっては「チラシお断り」や「DM拒否」といったマークが付いているところも少なくありません。
これを無視してポスティングを行ってしまうと、抗議やクレームの電話がかかってきて対応に追われることになるため、トラブルを防ぐ意味でも避けるようにしましょう。
郵便受けに無理やり押し込みない
長期間の旅行や出張などで不在にしており、新聞や郵便物などが溜まっているケースもあります。
このような郵便受けに、無理やりチラシやダイレクトメールを押し込んでしまうと、ほかの大切な郵便物が破損したりシワになったりすることも考えられます。
物理的にチラシの投函が難しい場合には、無理に押し込まないようにしましょう。
ドアや窓にチラシを挟まない
郵便受けが満杯であったり、そもそも郵便受けの位置が分かりづらい世帯もあります。
このような場合、玄関のドアや窓などに挟むことは避けましょう。チラシに限らず、郵便物や新聞などは各世帯の郵便受けに入れなければならず、強引にドアや窓に挟んでしまうと落下したり、風で飛散し景観を損ねることもあるためです。
不法侵入とみなされる行動はしない
一戸建てやアパート、マンションなど、これらは全て私有地にある建物であり、正当な理由なく立ち入った場合には不法侵入とみなされます。
たとえば、マンションの場合はエントランスに管理人が常駐していることも多く、ポスティングの際には必ず許可をとらなければなりません。
また、アパートや一戸建てであっても、住民や管理会社が拒否しているにもかかわらず強引に敷地内に入ると不法侵入とみなされ、警察に通報されるリスクも出てきます。
特に警告や注意の文言がなければ郵便受けに直接投函しても問題はありませんが、「関係者以外立ち入り禁止」の看板を無視して立ち入ったり、門扉や塀などを無理やり乗り越えて立ち入ることは厳禁です。
くれぐれもトラブルにならないよう注意しましょう。
配布時間帯の選び方
ポスティングは基本的に日中の時間帯に行う必要があります。
たとえば、新聞配達のように早朝に行ったり、深夜に行っていたりすると不審者と間違われトラブルに発展する可能性も出てきます。
ポスティングに適した時間帯としては朝9時から夕方6時頃までが目安となります。
悪天候の日の配布は避ける
ポスティングの最中に雨が降ってきたときや、一時的な小雨や通り雨程度であれば雨具やビニール袋などで水濡れを防ぐことはできますが、前日や当日に雨の予報が出ている場合にはポスティングを避けたほうが良いでしょう。
長時間にわたって雨が降り続いているなかで、チラシを濡らさないように配布することは困難であり、配布効率も大幅に低下します。
また、濡れたチラシを郵便受けに投函すると、ほかの郵便物や配布物まで濡らしてしまい、クレームの原因にもなるためです。
関連記事:ポスティングを着払いで送り返すといわれた時の対処法について解説
コレイルは関西の分譲マンションに特化したポスティングが可能
ポスティングは基本的に人海戦術で進めていく必要があるため、自社のスタッフだけでは対応しきれないケースも多いです。
そのような場合に役立つのが、ポスティングを専門に行っている代行業者です。コレイルでは関西地方におけるポスティングを請け負っており、特に分譲マンションに特化したポスティングを得意としています。
分譲マンションのなかには、管理会社や住民全体の意向としてポスティングが禁止されている建物も多く、配布可能なマンションとそうでないマンションとを見極めなければなりません。
コレイルではこれまで多くのポスティング代行を請け負ってきた実績と経験から、どのマンションがOKでどこがNGなのかを正確に把握しています。
また、単身者が多いのかファミリー層が多いのかなど、マンションによる属性の違いも理解しており、ターゲットに合わせて効果的なポスティングが可能です。
まとめ
地域住民や特定のターゲット層に合わせて効果の高い広告・宣伝を行うために、ポスティングは有効な方法といえます。
しかし、ポスティングの効果を最大限活かすためには単にチラシを投函すれば良いというわけではなく、効率的な配布ルートやエリアの選定、短時間で大量配布を実現するためのコツも必要です。
また、ルールやマナーを理解しないままポスティングを行ってしまうと、不法侵入で通報されるなどトラブルに巻き込まれる可能性もあるでしょう。
このようなリスクを防ぐためにも、ポスティングを専門とする代行業者へ相談してみることがおすすめです。
関西地方でのポスティングをご検討中の方は、ぜひ一度コレイルまでお問い合わせください。