ポスティングできる/できないマンションを見分ける方法とは
投稿日:2022.11.28/更新日:2024.01.30
マンションへのポスティングをするうえで大切なのが、ポスティングが可能なマンションを見極めることです。
もし、ポスティングを認めていないマンションに間違ってポスティングをしてしまうと、大きなクレームに繋がるでしょう。
そこで今回は、問題を極力起こさないために知っておきたい、ポスティング可能なマンションを見分ける方法についてご紹介していきます。
そのほか、ポスティングをするメリットやデメリットも紹介するので、こちらも参考にしてみてください。
Contents
ポスティングできる/できないマンションの特徴
ポスティング可能なマンションと、そうではないマンションにはそれぞれ特徴があります。
それらの特徴を把握し、あらかじめポスティングが可能なマンションに絞ることで作業効率はアップするでしょう。
また、これらを知っておくことでさまざまなリスクの低減も可能です。
次の項目で確認していきましょう。
ポスティングできるマンション
こちらの3つの特徴に該当するマンションは、基本的にポスティングが可能です。
- 管理人や警備員が常駐していない
- 投函口までがオートロックでない
- チラシ禁止の張り紙がない
管理人が常駐していないマンションでは、ポスティングができる可能性が高いです。
なお、管理人がいる時間帯は勝手にポスティングをするのではなく、一言声をかけるなどするとよいでしょう。
そのほか、ポストの投函口までがオートロックでなかったりチラシ禁止の張り紙がなかったりする場合も、マナーさえ守っていればトラブルになりにくいといえます。
また、比較的古いマンションなどは、こういったセキュリティにあまり厳しくない傾向にあります。
ポスティング前に、これらの特徴に当てはまるか否かを確認しましょう。
ポスティングできないマンション
こちらの特徴に当てはまるマンションはポスティングに向かないので、注意が必要です。
- 管理人や警備員が常駐している
- ポストの投函口までにオートロックがついている
- チラシ禁止の張り紙が貼ってある
このような特徴があるマンションには、ポスティングができない可能性が高いでしょう。
入居者以外が入れないようにセキュリティを高めているため、高級マンションなどにこういった特徴が多い傾向があります。
ただし、管理人に許可を取ることでポストまでのオートロックを解除してくれる可能性もあるので、交渉してみる余地はあるでしょう。
もちろん、許可を取らずにポスティングをしようとするとクレームの元になりますので、許可が降りなかった場合は潔く諦めるのが無難だといえます。
関連記事:ポスティングでやってはいけないNG行為や早く配るコツをご紹介!
マンションにポスティングをするメリット・デメリット
続いては、マンションにポスティングをするメリットとデメリットについて紹介していきます。
メリットとデメリットを比べてみて、ポスティングを実施するか検討してみてくださいね。
ポスティングをするメリット
ポスティングをするメリットは以下の4つです。
- 手軽に行える
- 反響率調査やターゲットを絞ることで大きな効果が期待できる
- チラシを保管してもらえる
- 会社の認知度が上がる
それぞれ詳しくみていきましょう。
手軽に行える
ポスティングはチラシを作成してしまえば、すぐに宣伝ができる手軽さが魅力です。
入念な準備がなくてもポスティング自体はできるので、とりあえずやってみるのもいいでしょう。
しかし、大きな効果を期待するなら分析は必須です。
一度ポスティングを試したうえでその反応を調査し、さらなる効率アップに努めていくことをおすすめします。
反響率調査やターゲットを絞ることで大きな効果が期待できる
ポスティングは、反響率調査やターゲットを絞ることでさらに大きな効果が期待できます。
宣伝したいターゲットに対して適切にチラシを届けられていなければ、チラシの反響率は改善しないでしょう。
若年層向けのチラシを高級マンションにポスティングしても、反応があまりないのは想像できますよね。
何度もポスティングを繰り返して、その都度反響率を取ることで、最適なポスティングのエリアなどのデータが取れます。
このように、効果的なポスティングを繰り返すことで大きな宣伝効果を期待できるでしょう。
チラシを保管してもらえる
投函されたチラシはすぐに捨てられてしまうイメージがあるかもしれません。
しかし、適切な層に届いていればいつか必要になるかもとチラシを保管してくれる可能性があります。
デジタルな広告であれば、一度目にしても再度同じ広告に戻ってきてもらうことは困難です。
ですが、紙媒体のチラシであれば、「そういえばこういうのがあったな」と再度見て来店してくれる可能性があるのがWeb広告との違いです。
手元にチラシを残してくれている限り、集客の可能性があるのも紙媒体でポスティングする一つのメリットといえるでしょう。
会社の認知度が上がる
継続してポスティングを行うことで、会社の認知度を上げることができます。
最初は目に留まらなかったチラシでも、繰り返し投函することでターゲットは徐々に親近感を抱くようになることがあります。
好意的な感情を抱いてもらっていると、その商品やサービスに需要ができた際、候補に入れてもらいやすくなります。
長期的な宣伝のためにもチラシ広告は最適といえるでしょう。
ポスティングをするデメリット
ポスティングをするうえで注意すべきデメリットは以下の3つです。
- コストがかかる
- クレームが発生するリスクがある
- 大量の配布には向かない
それぞれ見ていきましょう。
コストがかかる
ポスティングは、ほかの宣伝手段に比べれば低コストではありますが、それでもかかる費用は少なからず負担があります。
具体的には、チラシ作成時のデザイン費用やポスティングの人件費、チラシの印刷代などです。
業者に依頼するとなると、依頼のための費用も発生するため、ポスティングをする際はどれだけのコストがかかるのかを事前に調べておく必要があるでしょう。
クレームが発生するリスクがある
住人からのクレームは、ポスティングをするうえで避けては通れないでしょう。
いくらマナーを守っていても、不必要なチラシが投函されていれば不快に思われる方も少なくありません。
クレームが発生すれば、自社のイメージダウンや対応の負担がかかります。
クレームは精神的にも消耗するので、なるべく発生してほしくないデメリットの一つです。
このように、ポスティングをする際は過去にクレームがあった住宅には投函しないなど、注意して行う必要があります。
大量の配布には向かない
一度に大量の広告ができるメルマガなどと違って、ポスティングは作業員が一軒一軒手作業でチラシを投函していきます。
そのため、1日に配布できる枚数には限りがあり、大量の配布には向いていません。
特に人口が集中している都市部に比べて地方では家庭の間隔が広いため、配布できる枚数はさらに少なくなるでしょう。
配布に時間がかかると、その分のコストもかかるので、一度に大量配布ができないのもデメリットの一つといえます。
関連記事:ポスティングは違法なの?クレーム・トラブルにならない予防策とは
マンションへのポスティングは違法?
結論からいうと、マンションへのポスティングは違法ではありません。
しかし、ポスティングのためにマンションに忍び込んだりする行為は住居侵入罪に問われる危険性があります。
そのほか、マナーを守らずポスティングをする行為もクレームの対象となるので注意が必要です。
このように、ポスティング自体に違法性はありませんが、マナーを守ったうえで住人に対しての配慮も忘れてはいけません。
続いては、マンションへのポスティングで実際に起こったクレームの事例について紹介していきます。
クレーム事例
ポスティングでよくあるクレームは、以下5つのような内容です。
- チラシがぐちゃぐちゃになって投函されていた
- チラシ禁止の張り紙があるマンションに投函されていた
- 同じチラシが複数枚入っていた
- 雨などでチラシが濡れていた
- チラシの置き忘れや床に散らばっていた
ポスティングはさまざまなことが原因でクレームへと繋がります。
このマンションはポスティングを禁止しているのか、過去にクレームはあったのかなど、あらかじめリサーチできるものに関しては、分かる範囲で調べておくとよいでしょう。
ほかにも、雨の日はポスティングをしないなどの対策を取ることでクレームの発生件数を抑えることができます。
関連記事:そのポスティング業者は大丈夫?悪徳業者を見分けるポイント
ポスティングできないマンションへのアプローチ方法
ポスティングができないマンションだからといって、なにも方法がないわけではありません。
続いては、そのようなマンションへのアプローチ方法についてみていきましょう。
新聞折込チラシ
まずは、新聞の折込チラシとして配布するパターンです。
折込チラシならば、ポスティング禁止のマンションでも確実にチラシを届けることができます。
ただし、新聞を購読していない層には届かないので注意が必要です。
特に若い世代は新聞をとっていない方が多いので、若年層向けのチラシを配布したい場合には向かないといえます。
チラシの値段は、サイズや地域によって変わってくるので、配布地域の料金相場を一度調べてみましょう。
ヤマト運輸の【クロネコエリア便】
ヤマト運輸のクロネコエリア便を利用することでも、ポスティングができないマンションへチラシを届けることができます。
また、独自の情報網からターゲットを細かく絞って、届けたい層にピンポイントで届けることも可能です。
宛名を書く必要もなく、配布物の形状を自由に選べるのも特徴の一つです。
細かな地域指定ができるので、クロネコエリア便は学習塾や不動産といった地域性の高いチラシの配布に向いているといえるでしょう。
ポスティング業者に相談する
ポスティング不可のマンションにチラシを配布したいなら、ポスティング業者に相談するのもおすすめです。
業者であれば、ポスティングが不可能なマンションへチラシを配布するサービスを行っているところもあります。
自分でチラシを配布するなら、クレームに繋がる危険性がありますが、業者に依頼すれば万が一クレームが起こっても代わりに対応してくれます。
クレーム対応の手間が省けるのはもちろん、自社のイメージを下げることなく宣伝ができるのでこちらもおすすめです。
関連記事:ポスティングの代行業者を選ぶポイントや依頼にかかる費用を解説
まとめ
今回はポスティングができるマンションと、できないマンションの違いについて紹介してきました。
ポスティングは狙った層に直接的に訴求ができるといったメリットがありますが、クレームの問題もつきものです。
しかし、ポスティングができないマンションをあらかじめ把握しておくことで、クレームの発生率は下げられるでしょう。
また、ポスティングができなくても折り込みチラシやクロネコエリア便を利用すれば、そのマンションの住人にチラシを届けることが可能です。
こういったサービスもコスト面などを考慮したうえで、利用を検討してみてはいかがでしょうか。